今日は授業が終わった後に生徒さんのお迎えに来ている保護者の方と少しお話をしました。内容は、
・家庭での様子
・授業中の様子
・これからの課題と方針
というような感じで私の塾ではどの生徒に対しても基本的にはこのくらいの内容を話すようにしています。
私が今日感じたことは、「保護者も実は生徒さんのことはよくわかっていない、とりあえず塾に入れておけば安心」と思っているのではないか、ということです。
まず、相手の話を聞こうと家庭での様子を聞くのですが、今の中学生くらいの子供になると自分の部屋を与えられているのでそこに入ってしまえば家族といえども目の届く範囲にはないのです。そういうわけで、学校から渡される成績表でしか知ることができない。(もちろん日頃のコミュニケーションで知る方法はいくらでもあると思いますが)
いわゆる勉強ができない子の保護者というのは点数や順位だけを見て前回と比べてどうだったか、学校内でどのくらいの位置にいるのか、といったことくらいです。でも、本当に大事なのはどういう問題ができていて、できていないことは何なのか、今後どうするのがいいのか、を考えることのはずです。点数の変動なんて子供でもわかるし、そんな当たり前のことを言われても反発したくなるだけです。だから口出しするなら本当に考えて言わないと、信頼されなくなります。保護者の方の影響というのも成績に関わってくると思います。かなり。親が塾に入れとけばまあいっか、というスタンスならきっと子供はそういう風に扱われていることに気付いています。そんなのでは成績が上がるはずありません。
仕事で忙しいにしても常に気にかけているよ、というメッセージが伝わっていることが大事なのではないでしょうか。